株の仕組みってどうなってるの?初心者が理解しておきたい株の基本!
株式投資に興味はあるけれど、株の仕組みってどうなってるの?
こんな疑問を持っている方のために、分かりやすく解説します。
株取引を始める前に、まずは株の仕組みについてしっかり理解しておきましょう。
そもそも株とは?
株とは、会社が投資家から資金を調達するための手段となります。
会社が何か事業を始めるためには資金が必要になりますが、最初はどの会社も資金が無いため、いろんな人(投資家)から資金を調達する必要があります。
資金を提供してくれた投資家に対し、その証明書として発行した株式を渡します。
つまり、株を購入するというのは、その会社の事業資金を提供しているということです。
投資家は会社の株を購入することで会社のオーナーの1人(株主)となり、経営に携わる権利を持つようになります。
株で利益を得る仕組みは?
では、株で利益を得る仕組みはどうなっているのか分かりやすく解説します。
株で利益を得るための方法は大きく分けて3つあります。
値上がり益(キャピタルゲイン)
まず、株価(株の価格)というのは一定ではなく、常に上下に変動しています。
「100円」で購入した株が、「120円」になったり「80円」になったりします。
簡単に言うと、自分が購入した時の金額よりも、株価が上がった時に売れば、その差額分が利益になるということです。これを値上がり益(キャピタルゲイン)と言います。
上記の例でいうと、「100円」で購入した株を、株価が「120円」になった時に売却すれば「120円-100円」で「20円」の利益を得ることができるということになります。
とにかく安く買って高く売るというのがポイントです。株で利益を得るための一番のメインになるのが、この値上がり益となります。
配当(インカムゲイン)
会社が儲けた利益の一部を株主に還元することを配当(インカムゲイン)と言います。
配当は株を保有しているだけで受け取ることができます。
ただ、配当される額は会社の業績に応じて変わります。業績の悪い会社や、成長段階にある会社などは配当無し(無配)の場合もあります。
株主優待
株主優待とは、会社が定めた特定の日に株を保有していると、会社の商品や地域名産品、金券、割引券などがもらえる仕組みのことを言います。
株主優待を実施している会社は、上場している企業のうちのおよそ3分の1程度で、この株主優待目当てで銘柄を購入する投資家も多く、根強い人気があります。
株価が変動するのはなぜ?
株価は一定ではなく、常に上下に変動しています。株価が高くなる時もあれば、安くなる時もあります。
株価は、株を買いたい人(需要)と売りたい人(供給)の希望価格と株数のバランスによって決まります。
その株を買いたいという人が増えれば株価が上がり、売りたいという人が増えれば下がるのです。
オークションを例にすると分かりやすいです。
例えば、限定モデルの人気商品であれば、みんなが欲しがるので値段がどんどん高くなっていきますよね。
反対に、誰もいらないような人気の無い商品を出品してもそこまで値段は上がりません。値段が上がるどころか、出品者が値段を下げてようやく誰か買い手がつくかといった場合もあるでしょう。
このように、株価も同様に人気投票(需要と供給のバランス)によって決まるのです。
需要と供給のバランスが決まる要因は?
では、需要と供給に影響を及ばす要因にはどのようなものがあるのでしょうか。
どういった株をみんなが欲しい(買いたい)と思うのか、反対にどういった株を手放したい(売りたい)と考えるのか、その主な要因について見てみましょう。
企業業績
企業の業績は株価に大きな影響を与えます。
特に、決算発表時は大きく株価が上下することが多く、良い決算内容であれば、相場の値上がりを期待した思惑買いが増え、株価が大きく上昇することが多いです。
反対に、悪い決算内容だと、株価が今後上昇する見込みがないと判断され、失望売りが増えて株価が大きく下落することが多いです。
それだけ企業の業績が株価に与える影響は大きく、実際に多くの投資家が企業の業績に注目しています。
経済状況
国内外の経済の動向によっても株価は変動します。
一般的に景気が良くなれば市場全体として株価が上がりやすくなり、景気が悪くなると株価が下がりやすくなります。
また、一般的に金利が下がると株価が上がりやすくなり、金利が上がると株価が下がりやすくなります。
そして輸出・輸入企業にとっては、為替の動きも株価に影響を与えます。円高になると輸入企業の株価が上がる一つの要因となり、円安になると輸出企業の株価が上がる一つの要因となります。
自然災害や戦争など
台風や地震といった自然災害や戦争なども株価に影響を与えます。
株はどこで売買できる?
日本には「東京証券取引所」「大阪証券取引所」「名古屋証券取引所」「札幌証券取引所」「福岡証券取引所」といった証券取引所があります。
しかし、こうした証券取引所で直接株を売買することはできません。
株を売買するためには、証券取引所との間に、証券会社を仲介させる必要があります。
投資家が証券会社に注文を出すと、証券会社が各証券取引所に注文を取り次いでくれ、証券取引所で売買が行われます。
投資家が証券会社に注文する方法は、電話や窓口で注文する方法や、インターネットで注文する方法があります。
基本的にはインターネットで注文する方法をおすすめしています。
なぜなら、ネット注文の方が、電話や窓口での注文よりも圧倒的に手数料が安く済むのと、何よりもパソコンやスマートフォンで気軽に注文を出せるのもいいですね。
インターネットで注文するためには、証券口座を開設する必要があります。口座開設は無料なので、開設がまだの方はさっそく口座を開設してみるといいでしょう。
おすすめ証券口座
松井証券
松井証券は、1日の取引(約定)金額の合計が「10万円以内であれば、売買手数料が無料です。
また、NISA口座を開設した場合は、NISA口座内の取引の手数料は約定金額に関係無く永久無料となります。
そのため、少額で取引をしたい初心者におすすめの口座です。
さらに、一日信用取引で手数料無料になるので、デイトレーダーにもおすすめです。
SBI証券
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