出来高とは?見方や目安を教えて?出来高の少ない株は将来化ける可能性が!?

出来高とは?見方や目安を教えて?出来高の少ない株は将来化ける可能性が!?

出来高は株を売買する際の一つの指標としてよく使われます。

しかし、出来高だけで売買の判断を行うべきではありません。

今回は、そもそも出来高とは何か、出来高の見方や効果的な使い方などについて、詳しく見ていきましょう。

出来高とは

出来高とは、一定期間内(1日・1週間など)に株の売買が成立した株数のことを言います。

例えば、100株の買い注文に対し、100株の売り注文が入って売買が成立した場合、出来高は「100株」となります。※売買が成立した株数なので「200株」ではなく「100株」となります

出来高の多い銘柄は、多くの人が売買をしており、人気の銘柄であるということを示しています。

出来高と株価の関係性は?

出来高は株価に先行するとも言われており、株を売買する時の一つの指標として使われることも多いです。

会社が好業績になったりすると、株を買いたい人が増えるので、出来高が急増し、株価が急騰するケースがあります。

ただ、会社の不正や業績悪化が明るみになったりすると、株を手放したい(売りたい)人が増えるので、出来高が急増し、株価が暴落するケースもあります。

このように出来高が増える要因は色々ありますので、出来高が増えたから株価が上がるとは限りません。そのため、出来高が増えたという理由だけで、安易に株を購入しようとするのは非常に危険です。

こんな時に出来高が急増したらチャンス!

出来高が増えたという理由だけで、安易に株を購入しようと判断することはできません。出来高は株価の動きと一緒に見ることが大切です。

では、どんなケースで出来高が急増したら買いチャンスと言えるのか見ていきましょう。

例えば、株価が長期間横ばいになっていた銘柄が出来高急増となった場合、買いサインとなります。普段人気の無かった銘柄の出来高が増えるということは、何かしらの好材料が出て注目されたことで「買いたい」という人が増えたと考えられるからです。

また、株価がじりじりと下がっている中、出来高が急増して株価が暴落した場合も、買いサインとなります。これは最後の投げ売りが集中することで出来高が急増しますが、ここが大底(下降トレンドの終わり)となり、株価が反発して上昇に転じると捉えることが出来るからです。

反対に、株価が長期間上昇していて高値圏で出来高が急増した場合は売りのサインとなります。これは利益確定の売りがたくさん出ることで出来高が急増するのですが、ここが天井(上昇トレンドの終わり)となり、株価が反発して下落してく可能性が高いからです。

出来高の目安は?

株価が上昇すると判断できる出来高の目安はどれくらいかというと、一概には言えませんが、前日と比べて「50%以上」増えているかどうかが一つの目安になるかと思います。

株価の動きと合わせて、出来高が50%以上増えた場合は絶好の買いチャンスと言えるでしょう。

ただ、出来高は常に一定というわけではなく日々大きく変動しており、銘柄によっても異なるので、あくまでも参考程度に捉えておくようにしてください。

「出来高が少ない株は売ることができない」は本当?

出来高があまりにも少ない株は、流動性が低いのでなかなか希望通りの価格で売れないということはあります。

なので、極端に出来高が少ないような株を買うことはあまりおすすめしません。

とはいえ、どんな株でも買い手が存在しないということはあり得ないので、そこまで気にしなくても大丈夫です。

出来高の少ない株は将来化ける可能性が!

出来高の多い株は、自分の買いたい時にすぐに買えて、自分の売りたい時にすぐに売ることが出来るというメリットがあります。

反対に、出来高の少ない株は、なかなか売買が成立しにくいというデメリットがあるのですが、実は将来大きく化ける可能性があるのです。

出来高が少ない株というのは、まだまだ注目されていない株なのですが、今後注目された場合には、株価が大きく上昇する可能性があるのです。

成長を続けているにも関わらず出来高の少ない株は、大金を掴むチャンスを秘めている有望な株であると言えるでしょう。

大きな利益を得たいと考えているならば、こうした出来高の少ない株をあえて選ぶというのも一つの手です。

出来高だけを見て投資をしないこと

出来高について詳しく解説してきました。

出来高は取引された株数のことを言い、その銘柄が注目されているかどうかを見ることができます。

株を売買する時の一つの指標として使うことができますが、出来高だけを見て投資をするのは非常に危険です。

他のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析、ニュースなどと組み合わせて、売買判断を行うようにしてください。

出来高だけでは指標としての信頼性はかなり薄いですが、出来高を他の指標と上手く組み合わせることで、その判断の制度をより高めることが可能になりますので、上手に活用していくようにしましょう。

コメントフォーム

*
*
* (公開されません)