逆張りは株価のトレンドとは反対方向に売買を行う投資手法のことを言います。

逆張りはメリットがある反面、デメリットや注意点もあるのでしっかりと基本を理解しておく必要があります。

そこで今回は、逆張りとはどんな投資手法なのか、株初心者にも分かりやすく解説します。

逆張りとは

逆張りとは、株価のトレンドとは反対方向に売買を行う投資手法のことを言います。

株価が下落している（下落トレンド）時に『買い』を行い、トレンドが転換して上昇に転じた後に『売り』を行って利益を得ます。また、株価が上昇している（上昇トレンド）時に『売り』を行い、トレンドが転換して下落に転じた後に『買い』を行って利益を得ます。

逆張りの反対が順張り

株価のトレンドと同じ方向に取引を行うことを「順張り」と言います。

順張りは、株価が上昇している（上昇トレンド）時に『買い』を行い、さらに株価が上昇しきった段階で『売り』を行って利益を得ます。また、株価が下落している（下落トレンド）時に『売り』を行い、さらに株価が下落しきった段階で『買い』を行って利益を得ます。

逆張りのメリット

逆張りは、トレンドが転換する前に売買を行うため、より割安な価格で購入出来る可能性があります。

上手くいけば株価の大底（最安値）で購入することが出来、大きな利益を狙うことが可能です。

逆張りのデメリット・注意点

逆張りは、トレンドが転換するという予想が当たった場合は大きな利益を狙えますが、反対に予想が外れた場合は大きな損失を生み出してしまう可能性があります。

トレンドが転換すると予想し、下落トレンド中の株を購入したはいいものの、予想が外れてそのまま株価が下落してしまうと、損失が大きく拡大してしまうことになります。

「いつか反転するだろう」と信じて持ち続けるのも戦略の一つですが、そのまま株価はずるずると下がり続け、気づけば株価は半分、さらには10分の1にまで下がってしまうことも十分あり得ます。そのため、トレンドの転換ポイントを読み違えた際には、適切に損切りをすることも大切です。

逆張りは初心者には難易度が高い？

逆張りで利益を得るためには、トレンドの転換ポイントを正確に読み解かなければなりません。この転換ポイントを読み解くには、ある程度の知識と経験が必要になってきますので、逆張りは初心者には若干難易度が高いと言えます。

ただし、適切に損切りを行うことで大きな損失を避けることは出来ますので、状況に応じて逆張りでトレードをしてみるのもいいでしょう。