高値掴みの原因と対策法を徹底解説!
「まだまだ株価は上がる」と意気込んで株を購入し、思わず高値掴みをしてしまった経験のある個人投資家は多いでしょう。
特に初心者に多い高値掴みですが、なぜ高値掴みをしてしまうのでしょうか。
今回は高値掴みをしてしまう原因や、高値掴みをしないための対策法などを解説します。
高値掴みとは
高値掴みとは、株価が高い時に買ってしまい、その後株価が下がって損失が発生している状態のことを言います。
人気銘柄や注目銘柄など、株価が急上昇している銘柄を見つけると、「急いで買わなきゃ」といった心理が働き、思わず飛びついて買いに走ってしまいがちです。しかしすでに株価はピークに達していたため、買った直後に株価は下落に転じ、結果的に高い価格で買ってしまったことになります。
なぜ高値掴みをしてしまうのか、その原因は?
人気銘柄や旬の銘柄などは出来高が増え株価が上がっていきます。そしてより良いニュースが出たりして注目度がさらに増すと、株価はどんどん上昇していきます。特に、株価が高値を更新し続けている場合は、期待感から多くの買いが集中し株価が急騰しやすくなります。
株価が急騰していると、「まだまだ株価は上がる」「早く買わないと乗り遅れてしまう」といった心理や感情が働き、思わず飛びついて買いに走ってしまいます。
しかし、株価の急騰は長くは続きません。
より安値で購入していた投資家の利益確定など、株価がピークに達すると売りが重なり、一転して急落するパターンがほとんどです。
そのため、乗り遅れて高値で購入してしまった投資家は、買いのタイミングが遅かったために、買ったすぐ後に株価は下落に転じて損失が発生してしまうことになります。
株価急騰の初動で購入することが出来ればいいのですが、このように多くの個人投資家は乗り遅れて株価急騰のピーク時に購入するため、高値掴みをしてしまうのです。
高値掴みをしないための対策法
では、高値掴みをしないためにはどうすればいいのか、対策法について紹介します。
感情や雰囲気に流されてトレードしない
「これだけ話題になっているのだからまだまだ株価は上がる」「早く買わないと乗り遅れてしまう」といった感情や、買い煽りばかりの掲示板の雰囲気などに流されてトレードをしないことが大切です。
話題の注目銘柄でも、なんの根拠もなく焦って買うのは厳禁です。
・株価が上がりすぎではないか
・適正の価格に下がるまで待った方がいいのではないか
・ここからさらに株価が上がるほどの好材料のニュースが出たのか
等々、一旦冷静になって分析するようにしましょう。
場合によっては買わないといった選択肢を取ることも大切です。
ルールを決める
ルールを決めないと適当なタイミングで買ってしまい、損失を発生させるケースがどうしても増えてしまいます。
反対に、しっかりとルールを決めてトレードするようにすれば、感情や雰囲気に流されることは無くなり、高値掴みをしてしまうリスクも大きく減らせることでしょう。
・25日移動平均線よりも大きく株価が上がった(プラス乖離10%以上)場合は買わない
・購入した株価よりも10%下落したら一旦損切りする
上記はあくまでも例ですが、このように自分なりのルールを決めてトレードすることは、株で勝ち続けるために非常に大切なことです。そして、ルールを決めたら必ずルールを守ってトレードをするようにしましょう。そうすることで勝率はグンと上がるはずです。
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