株銘柄の選び方を初心者にも分かりやすく徹底解説
株で利益を得るためには、株の銘柄選びは非常に重要です。
株の値動きが将来どうなるかは誰にも分からないので、日々研究を重ねてきた上級者でさえ、銘柄選びに失敗することもあります。
初心者は特に、どのように銘柄を選べばよいのか全く見当すらついていない状態かと思います。
そこで、当ページでは初心者でも出来る銘柄の選び方について解説したいと思います。
株の銘柄選び方
よく利用するサービスや好きな商品の株を選ぶ
初心者のうちは、よく利用するサービスや好きな商品を取り扱っている会社など、身近な会社の株から選ぶようにするといいでしょう。
馴染みのある会社の株であれば、全く知らない会社の株よりも、会社の業績や成長性など予想を立てやすいです。
常にその会社のサービスや商品が身近にあるので、自分にしか知りえない情報を簡単に得ることが出来、投資の重要な判断材料となります。
生活必需品などの生活に密着したものを選ぶ
生活に密着したものは、たとえ景気が大きく悪化したとしても、消費が急激に落ち込むということはありません。
例えば、「電気・ガス・水道」「食料品」「衣服」「医療」など、生活に必要不可欠なものです。
こうした商品やサービスを提供している企業の株価は安定しているので、長期的な投資に向いています。
売上や利益の推移で選ぶ
会社の売上や利益(営業利益・経常利益・純利益)は、株価に大きな影響を与えるので、要チェックポイントです。
現在儲かってるかどうかというのはもちろん重要ですが、これから将来にわたって伸びていく見込みがあるかどうかといった点も重要になってきます。
会社の業績などのデータをチェックする方法は?
業績などの会社データは、東洋経済新報社の「会社四季報」(年4回発行)などの本で確認できます。
会社四季報は、ネット証券が無料で閲覧可能なサービスとして提供していますし、Yahoo!ファイナンスなどでも企業業績を無料で確認することができます。
また、企業のホームページ上に、その会社の決算書などの詳細な資料を公開している会社もあります。
株価で選ぶ
株価で選ぶと言っても、単純に株価だけを見ればいいというわけではありません。
株価が割安か割高なのかを見る指標を確認するようにしましょう。
例えば、A社とB社の二社があったとして、A社とB社どちらも株価が500円だったとします。
そして、A社の方は業績がとても良く、B社の方は業績が悪く赤字続きだった場合、A社の株価はB社よりも「割安」で、反対にB社は「割高」ということになります。
このように、業績から株価が割安か割高なのかを見る指標をPER(株価収益率)と言います。
PERは、「株価 ÷ 1株利益」で求めることが出来ます。
※「1株利益」は、1株あたりの純利益のことであり、「EPS」とも言われます。「当期純利益 ÷ 発行済み株式数」で計算できます。
これで求めた数値は、株価は1株利益の何年分の利益なのかを表し、小さいほど「割安」だということになります。
では株価は1株利益の何倍であれば良いのかというと、業種や市場規模にもよって変わってくるので一概には言えませんが、大体15倍前後が平均だと考えていいでしょう。
※ちなみに、PERは証券会社やYahoo!ファイナンスの株価詳細情報などに掲載されているので、わざわざ計算する必要はありません。
ランキングから選ぶ
各ネット証券会社が公表しているランキングから銘柄を探してみるのもいいでしょう。
ランキングが充実してるのはSBI証券です。
「初めて取引した銘柄ランキング」「値上がり&値下がり率ランキング」「出来高ランキング」「信用残高ランキング」「売買代金ランキング」などのランキングを見ることが出来ます。
株主優待で選ぶ
株主優待とは、一定数以上の株券を保有している株主に対し、お礼の気持ちをこめてモノやサービスを贈る制度です。
ここでいうモノやサービスというのは、自社の商品や製品、商品券など、企業によって様々です。
Yahoo!ファイナンスの「株式」から「株主優待」へ行くと、株主優待の種類から選ぶことが出来ます。
ただ、株主優待は全ての企業が実施しているわけではありません。
スクリーニングで選ぶ
各ネット証券会社にはスクリーニング(絞り込み)機能が用意されています。
このスクリーニング機能を使って、銘柄を検索してみるのもいいと思います。
例えば、手持ち資金で買える企業や、PERなどの指標、配当金、株主優待の有無などで検索できます。
スクリーニング機能が充実した証券会社
スクリーニング機能が充実した証券会社は楽天証券です。
楽天証券のスーパースクリーナーでは、複数の条件設定を行うことができたりと、詳細検索が可能なので自分の投資スタイルや目的に合った銘柄を選ぶことが出来ます。
また、自分で条件を指定するだけでなく、楽天証券が用意しているおすすめのスクリーナーを使用することも出来るので、初心者でも簡単に絞り込み検索をすることが可能です。
日経400から選ぶ
日経400は、「経営の安定性」「流動性」「コンプライアンス」等の条件で、日本中の企業の中からベスト400社を選出したものになります。
日本中の市場から選ばれた優秀な企業だけが厳選されていますので、銘柄選びに迷った時は活用してみてください。
色んな業種がありますので、この中から一番興味のある銘柄を選ぶといいでしょう。
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