株式投資で失敗しない方法を解説!株で失敗する人の特徴や原因を教えて?
「株で失敗して大損してしまった・・・」
そんなことは誰もが避けたいところです。
しかし、個人投資家の8割が負けているとも言われている通り、決して株の世界は甘いものではありません。
株式投資で失敗しないためには、しっかりと知識やテクニックを身に付ける必要があります。
では、株式投資で失敗しないためにはどうしたらいいのか、その方法などについて詳しく解説します。
株式投資の失敗とは
株式投資でいう失敗とは、主に以下のような局面のことを言います。
1) 株価が安くなったら購入しようとしていた株が、思っていたよりも安くならずに上昇してしまった為、株を購入できずに上昇トレンドに乗り損ねた
2) 保有していた株の価格が上昇し、ある程度の利益を得られたので売却したが、その後もグングン株価が上昇し、大きな利益を得るチャンスを逃した
3) すでに含み益が出ている株の価格がもっと上がるだろうと保有し続けていたが、その後株価が急反落してしまい、利益が小さくなってしまった
4) 購入した株の価格が値下がりしてしまい、これ以上の損失に耐え切れずに株を売却し、損失を確定させた
5) 購入した株の価格が大きく値下がりし売るタイミングを逃した為、大きな含み損を抱えてしまい、売るに売れずに塩漬け状態になってしまった
この内、1)~3)の失敗に関しては、得られるはずの利益が得られなかっただけで、損をしたわけではないので、大きな失敗とは言えません。そのため、そこまで気にする必要はないでしょう。
しかし、4)~5)の失敗に関しては、損をしてしまっています。
4)の場合、損失を確定させるタイミングが早く、損失を小さくすることが出来れば大きな失敗とは言えませんが、タイミングが遅れて損失が大きくなってしまうと、大きな失敗だと言えるでしょう。
そして5)ですが、実際に損失が確定されたわけではありませんが、ある意味一番最悪な状態だと言えます。今後さらに株価が下落し、含み損がどんどん膨らんでしまう可能性があります。一度下落トレンドに入ってしまうと、そのままずるずると下がり続け、購入した時の株価の半分以下にまで下がってしまうことも決して珍しくはありません。場合によっては10分の1くらいにまで下がってしまうこともあります。
もちろん、将来的に株価が回復する可能性はありますが、非常に長い年月がかかると思った方がいいでしょう。ただあてもなく株価が上がるのを待ち続けることしか出来ず、その間資金を動かすことが出来無いため、今後得られたかもしれない利益を取り逃がしてしまうことになります。
株で失敗する原因は?株で失敗するのはこんな人!
余剰資金で行っていない
株式投資は余剰資金で行うというのが鉄則です。
普段の生活費や老後資金にまで手を出してしまうようになると、冷静な投資判断が出来なくなり、株で失敗する原因になります。
最初のうちは、「最悪すべての金額が無くなってもいいや」、と思えるくらいの金額で行うのがいいでしょう。
投資のルールが明確でない
投資のルールが明確でないと、株式投資で勝ち続けることは難しいでしょう。ルールを作らずにその場限りのトレードをしていると、安定して利益を得ることが出来ません。
投資ルールで最も重要なのが『損切りライン』を決めることです。
損切りとは含み損を抱えた状態で決済をすることですが、損切りルールを徹底することで損失の拡大を防ぐことができます。
この損切りが出来なかったばかりに、ずるずると損失が拡大してしまい、売るに売れなくなって塩漬け状態になってしまうケースが非常に多く見られます。個人投資家のほとんどがこの状態に陥ってしまっていると言われています。
塩漬け状態になってしまうと、資金が拘束されてしまい、今後絶好の買いチャンスの場が到来したとしても何もすることが出来ません。
株価が10%下がったら損切りするといった具合に、自分なりの損切りラインを決めてトレードするようにしてください。
同様に『利益確定ライン』を決めることも大切です。
利益確定のルールを徹底することで、欲を出しすぎて得られるはずだった利益が減ってしまうことや、含み損に転じることを防ぐことが出来ます。
投資をギャンブルだと思っている
株式投資は決してギャンブルではありません。
投資において運要素はゼロとは言いませんが、運だけで銘柄を選んで購入することのないようにしてください。
運だけで勝てるほど株の世界は甘くありません。ギャンブルのように考えて投資をしている人は必ず失敗します。
「この会社は連続増益で成長性があるから株価が上がる」といったように、根拠を持って投資をするようにしましょう。
また、ギャンブルのように一獲千金を狙うのではなく、着実に利益を積み上げていくという考え方も大切です。
短期で大きく儲けようとしている
株式投資は短期での利益にこだわり過ぎないこともポイントです。
短期で大きく儲けようとすると、最初から投入する額が高額になり、早い段階で失敗してしまいがちになります。
株式市場には、個人投資家だけでなく、大きな資金を持つ機関投資家やプロの投資家も参入しています。
そんな中で個人投資家が短期で利益を得るためには、それなりの知識やテクニックが必要になってきます。また、ある程度の資金も必要でしょう。
そのため短期での利益にこだわるのではなく、長期的なスパンで見て投資をすることが大切です。
情報や知識をしっかり得ようとしない
株で勝ち続けている人というのは、情報収集や勉強をしっかりと行っています。
反対に情報や知識をしっかり得ようとしない人というのは、どうしてもギャンブル要素が強くなってしまい、どの銘柄を購入するべきか、どのタイミングで購入・売却すべきか、といったケースで間違った判断をしやすくなります。
株で失敗しない方法とは
余剰資金内で行う
株式投資は必ず余剰資金内で行うようにしましょう。数年放置していても問題ない資金で運用することが大切です。
また、一気に資金をつぎ込むのではなく、ある程度資金に余裕を持たせておくことも大切です。
手元に資金が残っていないと、株価が急落した局面など、絶好の買いのチャンスが来たとしても、指を咥えて見てることしかできません。
知識・情報をしっかり得る
株で勝ち続けるためには、情報収集や知識をつけることは必須だと思ってください。
株取引に関する基礎知識を付けることはもちろんのこと、購入しようと考えている株がある場合、購入する前にその会社についてしっかり調べるようにしましょう。
どんな事業を行っている会社なのか、業績はどうか、経営者はどんな人なのかなどしっかり調べることが大切です。
山勘でトレードをして勝ち続けられるほど、甘い世界ではないということを覚えておいてください。
株の勉強方法の詳細については以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
株の勉強法を紹介!投資をしたいけど何から手を付けたらいいか分からない人も安心!
高値で飛びつかない
株価が勢いよく急上昇している注目銘柄に飛びつきたくなるところですが、こうした急騰している銘柄は上昇を終えた途端に大暴落するリスクがあります。購入した株価よりも半値以下になってしまうこともめずらしくありません。
そのため、株価が急騰している銘柄には手を出さない方が賢明です。
何の材料もなく急騰している銘柄は特に要注意です。巨額の資金を持つ機関や投資家たちが株価を吊り上げ、一定の価格になったら一気に売って株価を暴落させるといったような、いわゆる「仕手株」の可能性があるためです。
高値掴みをしてしまうと、購入した時の価格まですぐに戻ることはないため、結果として非常に大きな損失を生み出してしまうことになります。
急騰している銘柄に手を出すのをグッと堪えて、堅実・着実にトレードしていくことが大切です。
損切りを徹底する
損切りを徹底することで、損失の拡大を防ぐことが出来ます。
「いつか株価が上がるだろう」と根拠のない憶測をしてそのまま保有し続けていると、その後も株価はずるずると下がり続け、塩漬け状態になってしまう可能性があります。
塩漬け状態になってしまうと、資金はそこに拘束され続けることになります。そのため、せっかく投資のチャンスが到来したとしても指を咥えて見てることしかできず、儲けるチャンスをみすみす逃すことになります。
損切りは株で勝つために非常に重要です。「購入した株価よりも10%下がったら損切りする」などの自分なりの損切りルールを設定し、それを徹底して守るようにしましょう。
株価が下落中の銘柄を買わない
下落中の銘柄を買ってしまうと、底なし沼のようにずるずると下がり続けてしまう可能性があります。
買いサインが出るまでは焦って購入しないことが大切です。
そうすれば下落トレンドから上昇トレンドへの切り替えのタイミングで購入することが出来、上昇トレンドに乗って大きな利益を出せる確率がグッと上がります。
ただし買いサインが「だまし」になった時は、損切りをすることも忘れずに。
一時的に休むことも必要と考える
常に株(ポジション)を保有していなければならないということはありません。
株を保有しているということは、利益を得るチャンスがある反面、損をするリスクもあるということを決して忘れてはいけません。
特に世界的に景気が後退している状態の時は、株価が下がりやすい傾向にあります。そんな状態の時に株を保有していると、損をしてしまう可能性が非常に高いので、無理に株を保有しようとする必要はありません。
「常に株を保有していないと気が済まない」という人もいるかもしれませんが、『休むも相場』とも言われるように、相場の先行きが見えない場合は、資金を残してチャンスが来るのをひたすら待つというのも重要な戦略です。
初心者は「信用取引」をしてはいけない
株式投資には通常の株取引である「現物取引」だけでなく、「信用取引」という取引方法があります。
信用取引とは、現金や株式を担保として証券会社に預け、証券会社からお金を借りてレバレッジをかけて株取引を行うことをいいます。
そのため上手くいけば大きな利益を得ることが出来ますが、失敗した場合、自己資金以上の損失が発生する可能性があります。
また、金利が発生することになるため、コストも増えることになります。
破産や借金の可能性もあるのが「信用取引」です。初心者は絶対に手を出してはいけません。
信用取引に興味がある人もいるかもしれませんが、現物取引である程度経験を積んでからにするようにしてください。
失敗を重ねていくことで成長につながる
株式投資に失敗はつきものです。どんなに優れた投資家でも失敗をすることはあります。
大事なことは、失敗を失敗で終わらせないこと、同じ失敗を繰り返さないことです。
失敗をしてしまった時は素直にその失敗を認め、なぜ失敗してしまったのかをしっかりと考えることが大切です。
そして、その失敗を教訓として次の投資に活かすことで、今後の成長に繋がることになるのです。
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