デイトレード向け銘柄の探し方や選び方は?
1日の内に同一の銘柄を売買して取引を完結させるデイトレード(デイトレ)で利益を出し続けるには、銘柄選びが重要です。
デイトレに不向きな銘柄を選んでしまうと、どんなに投資テクニックがあっても利益を出し続けることは難しくなります。
では、どのような銘柄がデイトレードに向いているのでしょう。当記事ではデイトレードに向いている銘柄の探し方や選び方のポイントを紹介しますので、ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。
デイトレ銘柄の探し方
デイトレードに向いている銘柄には以下のような特徴があります。
値動き(ボラティリティ)が大きいか
デイトレードは1日の内に売買を完結させる取引手法であるため、1日の中で値動きが少ない銘柄では値幅を取ることができず、利益を生み出すことが難しいです。
そのため、値動き(ボラティリティ)が大きい銘柄を選ぶことがデイトレードでは重要なポイントになります。
流動性が十分にあるか
流動性が十分にあるか(出来高が多いか)どうかも重要なポイントです。
要は、売り買いが活発に行われているかということになります。
注文がスカスカの銘柄では、希望の価格とタイミングでなかなか売買が成立しません。無理に売買しようとすると、高い価格で購入してしまったり、低い価格で売ってしまったりと、不利な価格で売買が成立してしまう可能性があります。
そのためデイトレードでは、買いたい時に買え、売りたい時に売れる流動性のある銘柄が向いていると言えます。
注目されている銘柄であるか
決算やニュースで話題の銘柄は、デイトレードに適していると言えます。
多くの投資家に注目されている銘柄というのは取引が活発になり、大きな値動きが期待できるため、上手く売買することで大きな利益を生み出すことが可能です。
デイトレード向きの銘柄を選ぶ方法
それでは、具体的にデイトレード向きの銘柄を選ぶ方法について見ていきましょう。
様々なランキングから選ぶ
『値上がり率ランキング』『売買代金ランキング』『出来高ランキング』等のランキングから選ぶのは、デイトレ銘柄選びの有効な方法の一つです。
ネット証券やYahoo!ファイナンスなどの株式情報サイトで様々なランキングが紹介されているのでチェックしてみましょう。
あえて1位を避けるのも一つの手
ランキングから選ぶ際、必ずしも1位から選ぶ必要はありません。あえて上位層の銘柄を避けるというのも一つの手です。なぜなら、値上がり率ランキングや売買代金ランキング上位にあるような銘柄は、プロのデイトレーダーも多くいる可能性が高いからです。
資金力も経験値も上の専業デイトレーダーに勝てる自信があるなら別ですが、そうでない場合はあえて上位層を避けるというのも戦略の一つとしてあるというのを覚えておきましょう。ランキングの20位~60位くらいでも十分値動きや流動性はあります。
人気のテーマから選ぶ
人気のテーマから選ぶのも、デイトレ銘柄選びの有効な方法の一つです。
インバウンドやメタバース、半導体など様々なテーマがありますが、人気のテーマはその時代や情勢などによって変わってきます。
株探などの株式情報サイトで、人気の株式テーマやそのテーマに関連した銘柄が紹介されていますので、チェックしてみるといいでしょう。
ニュースなどをチェックする
話題の銘柄を探すには、企業の決算発表だけでなく、ニュース等もしっかりとチェックすることが大切です。
世界情勢や政治などを背景に注目された銘柄は、話題となり取引が活発になる可能性があります。
決算発表や日々のニュースは欠かさずチェックして、話題の銘柄に乗り遅れないようにしましょう。
ブログやSNSから探す
デイトレーダーが発信しているブログやSNSから探すという方法もあります。
ブログやSNSをやっているデイトレーダーは、実際に売買した銘柄や収支状況などを公開しているので、日々チェックしてみるのもいいでしょう。
どのような銘柄を売買しているかだけでなく、デイトレーダーの投資手法なども参考にすることができます。
証券会社選びも重要
デイトレードをする際、証券会社選びも重要です。
証券会社選びのポイントになるのが、『手数料』と『取引ツール』になります。
ポイント1:手数料
株の売買には手数料がかかりますが、デイトレードは1日の間に売買を完結させる取引手法であり、一般の株式投資よりも売買回数が増えるため、その分売買手数料も多く支払うことになります。
そのため売買手数料が安い証券会社を選び、手数料を少しでも抑えつつ、利益を積み重ねていくことが大切です。
手数料の料金体系は証券会社によって異なりますが、主に「従量制」と「定額制」の二つがあります。
従量制は、1注文毎の売買代金に対して手数料がかかります。
定額制は、1日の売買代金の合計額に対して手数料がかかります。
1日の売買代金が大きくなる場合は、定額制を選択することで、手数料を抑えることができます。
手数料やプランは証券会社によって異なりますので、それぞれ証券会社の手数料やプランを比べてみるといいでしょう。
ポイント2:取引ツール
スピーディーな取引が求められるデイトレードでは、取引ツールの使いやすさや操作性の良さが求められます。
また、逆指値注文など注文方法が豊富かどうかも重要なポイントです。※逆指値注文とは、通常の指値注文とは逆に「○○円以上になったら買い」または「○○円以下になったら売り」といった注文方法で、損切りなどで役立ちます。
そして、リアルタイムな情報収集も欠かせないため、情報の見やすさも重要です。
ただ取引ツールに関しては、実際に使用してみないと分からない部分もあるので、複数の証券会社の口座を開設し、実際に利用してみて操作性などを比べてみるといいでしょう。
デイトレードにおすすめの証券会社
デイトレードにおすすめの証券会社を紹介します。
SBI証券
SBI証券は売買手数料が安い証券口座です。
定額制の場合、現物取引、制度・一般信用取引のそれぞれで1日100万円まで手数料が無料です。また、25歳以下であれば現物取引の売買手数料が完全無料です。
取引ツールも魅力的で、マウスを動かすだけで発注できたりと、スピーディーさが求められるデイトレードにおいて非常に利便性が高いものとなっています。
楽天証券
楽天証券も手数料が安い証券口座です。
いちにち定額コースは、1日100万円までの売買手数料が無料です。デイトレード割も用意されており、1日で取引を完了させるデイトレードでは、片道分の手数料が無料になります。
従量制の超割コースでは、手数料が安く、さらに手数料の1~2%がポイントバックされます。
楽天銀行口座との連携サービスを利用すると、振込手数料無料で自動入出金が可能となり、取引に応じて楽天ポイントが貯まります。
取引ツールにも定評があり、デイトレーダーのみならず、多くの投資家に利用されている「マーケットスピード」があります。情報収集もできて、アルゴ注文など様々な注文方法に対応しているなど、利便性の高い取引ツールとなっています。
松井証券
松井証券も手数料が安い証券口座です。
25歳以下であれば現物・信用取引の売買手数料が完全無料なので、25歳以下の方には非常におすすめです。
26歳以上でも、1日50万円まで売買手数料が無料です。
また、デイトレードでの信用取引の手数料が無料になる「一日信用取引」サービスもあり、とても魅力的です。
取引ツール「ネットストック・ハイスピード」は、クリックひとつで注文を確定できるなどスピーディーな注文が可能で、デイトレード向けの利便性の高い取引ツールとなっています。
まとめ
デイトレード向け銘柄の探し方や選び方のポイントを紹介しました。
銘柄選びはデイトレードの成果を左右する重要な要素ですので、当記事で紹介したポイントを参考にして慎重に行うようにしましょう。
そして、デイトレード初心者は、まずは少額資金で行うようにしましょう。リスクを抑えながら、実践を積み重ねて経験を積んでいくことが大切です。
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