IPOのメリット・デメリットとは?初心者でも簡単に利益を出せるって本当?

IPOのメリット・デメリットとは?初心者でも簡単に利益を出せるって本当?

IPOとは、未上場企業が新規に証券取引所に上場し、一般の投資家でも株取引出来るようにすることです。

IPOは初心者でも簡単に利益を出しやすく、多くの投資家から人気を集めています。

当記事ではIPOとは何か、初心者でも利益を出しやすい理由、メリットや注意点などIPOの基礎を分かりやすく解説します。

IPOとは

IPO(Initial Public Offering)とは「新規公開株」のことであり、未上場企業が新規に証券取引所に上場し、一般の投資家が初めて購入出来るようになった株のことを言います。

IPO投資とは、上場前に付く一時的な価格(公募価格)で購入し、上場日当日の始めに付く価格(初値)で売却して利益を出すことです。

公募価格は、安く料金設定されている場合がほとんどなので、上場日当日には価格が上がって利益を出せるケースが非常に多いのです。

つまり、上場日前に株を安く購入して、上場日当日に売るだけで利益を出せるので、初心者でも利益を出しやすいと言われているのです。

ただし、IPO株が購入出来るかどうかは抽選で決まります。

IPOのメリット

非常に高い確率で利益を出せる

公募価格で購入し、上場日当日の初値で売れば、非常に高い確率(約8割~9割)で利益を出すことが出来ます。

また、確率が高いだけでなく、得られる利益の額が大きくなるケースも多いです。

例えば、「ヤフー」が上場したのは大分昔の1997年になるのですが、公募価格は「70万円」でした。そして初値は「200万円」でした。

つまり、公募価格で購入し、初値で売却していれば「200万円 - 70万円 = 130万円」となり、「130万円」の利益を得ることが出来たということになります。

長期保有でさらに大きな利益を出せる可能性

将来性のある企業等、期待値の高い企業のIPOは初値が付いた後も、どんどん株価が上昇する可能性があります。

そのため、初値で売らずに長期で保有していれば、非常に大きな利益を得ることも可能なのです。場合によっては何倍、何十倍もの利益を得ることだって可能です。

先ほど例に出したヤフーですが、上場後に業績が急拡大しました。そして上場してから3年後には、株価は1億円を超えました。(※株式分割も実施)

もし、初値で売らずに長期保有していれば、さらに膨大な利益を得ることが出来ていたのです。

チャートを見る必要が無い

公募価格で購入するだけなので、わざわざチャートを見たり、いくらになったら購入するのかを考える必要がありません。

普段仕事や家事等で忙しくて、チャートなどを頻繁にチェックできない人にもおすすめです。

購入手数料が完全無料

IPOは、どんなに高額な株でも購入手数料は完全無料となっており、売却時のみ手数料が必要となっています。

厳密に言うと公開価格に手数料が含まれているのですが、特に意識しなくてもいいでしょう。

IPOのデメリットや注意点

メリットづくしのIPOですが、デメリットや注意点もあるので、しっかり確認しておきましょう。

抽選が当たらないことも多い

株数は限られているので、IPOを購入するためには、抽選に当たる必要があります。

IPOは非常に人気で、競争率が高いので、抽選に当たらないことも多いです。

また、「A証券会社には2万株」「B証券会社には1万株」といったように、証券会社によって配分される株数は異なります。中でも主幹事証券会社が一番多くなります。

どこが主幹事になるかは、銘柄によって変わるので、事前に調べておくといいでしょう。

ちなみに、抽選は各証券会社毎に行われるので、たくさんの証券会社から申し込めば、当選の確率はそれだけ高くなることになります。

資金が拘束される

たくさんの証券会社からIPOに応募すれば当選確率が上がると述べましたが、公募価格で購入出来る資金が証券口座に入金されていないと、IPOの抽選に参加することが出来ません。

そのため、複数の証券会社からIPOに応募しようとすると、複数の証券会社の口座に数十万円~数百万円の資金を入金しておかなければなりません。

また、IPOの抽選に参加して結果が出るまで、資金が拘束されてしまうので、その間他の投資に使うことが出来ず、機会損失となってしまうことがあります。

ただし、「岡三オンライン」のように、証券口座に資金がなくてもIPO抽選に参加できる証券会社も存在しているので、IPO投資をするのであれば、口座開設をしておくことをおすすめします。

ちなみに、抽選に落選した場合は、拘束された資金は全額戻ってくるので心配はいりません。

損失を出す可能性もある

IPOは非常に勝率が高いのは事実ですが、決して100%ということはありません。

「公募価格」よりも「初値」が下回る可能性はあります。これを「公募割れ」と言います。

公募割れの状態で売却をすると、損失を出してしまうことになります。

こうならないためにも、IPO株を購入する前に、その企業のある程度の下調べ(どんな事業を行っているか・将来性はあるのか・業績はどうか等)をしておく必要があります。

また、日経平均株価が暴落しているような地合いの悪い局面では、公募割れする可能性も高くなりますので、市場状況なども確認しておくことが必要になります。

IPOの申込みが可能なおすすめ証券会社

IPO株の抽選は各証券会社毎に行われるので、たくさんの証券会社から申し込むことで、それだけ当選の確率を高める事が出来ます。

銘柄によって取り扱っている証券会社も異なるので、事前に複数の証券口座を作っていくことをおすすめします。

そこで、IPOの申込みが可能なおすすめの証券会社を紹介します。口座開設は無料で出来るので、ぜひこの機会に作っておきましょう。

SBI証券

SBI証券はIPOの取扱実績が非常に多く、近年は主幹事数も増えてきているので、IPO狙いの人は登録必須の証券会社だと言えます。

マネックス証券

マネックス証券もIPOの取扱実績が非常に多い証券会社です。また、ほぼ100%「完全公平抽選」を行っており、資金量や取引量は当選確率に全く関係無く、誰でも平等に当選するチャンスがあります。

SMBC日興証券

SMBC日興証券はIPOの取扱実績だけでなく、主幹事数もトップクラスを誇ります。IPO株を最も多く配分されるのは主幹事証券会社になるので、IPO狙いの人はぜひとも口座を開設しておきたいところです。

岡三オンライン

岡三オンラインは、資金を証券口座に入金していなくても、IPOの抽選に参加することが出来ます。当選が確定した後に入金すればOKです。限られた資金で運用している人におすすめです。

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